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吉原彼岸花 -久遠の契り- 感想

 

 

吉原彼岸花 久遠の契り

吉原彼岸花 久遠の契り

 

 【こんな人にオススメ】

・廓ものが好きな方

・悲恋ものが好きな方

・エロものもいける方

 

【こんな人にはオススメしない】

・遊女設定など苦手な方

・キャラが病んだりしているのが苦手な方

・エロものが苦手な方

 

個人的なオススメ攻略順は以下になります(ネタバレを避けつつ最後の方にストーリーの核心を知りたい方にはオススメです。)
【忍→彰人→朔夜→惣一郎→辰吉→時雨→真相】
一部攻略制限アリなキャラクターや攻略制限のあるエンドも複数あるので、攻略サイトを見つつプレイした方が分かりやすいかと思います。

 

【ストーリー】全てのキャラにおいて出来が良かったです、起承転結もしており一つのルート毎のストーリーの長さは短くもなく長くもない長さでしたが、攻略制限のあるエンドや真相ルートなどを含めるとかなり長さはありました。またきちんと吉原や廓での様々なことも書かれており、本格的な遊郭ストーリーでした。おまけシナリオもありストーリーをクリアしてからも楽しめました。

 

【システム】使いやすいシステムでした、次の選択肢までスキップなどもあり快適でした。また辞書機能というものもあり、作中に出てくる分かり辛い単語についてもこの辞書機能で調べる事ができるのでよりストーリーを楽しめます。

 

【スチル】壁紙を含めるとかなり多かったです、差分も3〜4枚のものが各キャラ2〜3.4枚はあり美麗なものが多くスチル崩れもありませんでした。フルコンスチルはないものの、壁紙が多く満足です。

 

【キャラクター】魅力的なキャラクターが多かったです、ヒロインの千早は遊女という仕事やお職としてのプライドを持ち様々な客を手練手管で落としていきます。けれども、プライベートでは年相応な一面も見られたりと可愛らしく負けん気も強い女性です、イラっとするところも全くなくプレイする度にヒロインに感情移入してしまいました。サブキャラとしている喜蝶や柚や遣り手のお菊といった面々も個性が強くノーマルエンドはとても楽しかったです。

 

 

ここからネタバレが入ります、注意してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【感想】吉原の遊郭をテーマにした舞台なので、大体のエンディングが悲恋ものでした。勿論各キャラ幸せなハッピーエンドのものもありますが、そこに行き着くまでにしんどいシーンがいくつかあります。まぁそもそも客がきちんとした正攻法で身請けをしてくれない限りは中々幸せにはなれないですよね、身請けされた後も正妻ではなく妾でただ肩身の狭い思いをしたりと。個人的には、朔夜のBADで再び別の地で女郎をしながら待つシーンだったり、辰吉のBADの惣さんを二人で待つエンドや惣さんBADの二人で逃げられたもののヒロインは病気してしまって二人で自殺するエンドが悲しくて思わず涙が出ました。真相シーンは色々驚きの連続でなんとも言えないですけど、みんな悪くなかったとしか言えない。お菊も抱え込んでしんどかっただろうし勿論時雨だってしんどかっただろうなぁと、だからといって糸里や他の遊女にしていたことは到底許されるものではないですけどあのシーンで時雨ではなく惣さんを選んでいたらどうだったんだろうなぁと思います。惣さんも色々ずるくて責められないですよね、確かに悪い事をして儲けたお金だったけどそれは全てヒロインを遊女から解放して身請けする為でって知ってしまったらほんと何も言えない。一番あんまり害というか悪い事をしてないのって彰人と朔夜と辰吉と忍くらいか?時雨と惣さんがみんなの上をいきすぎてて(笑)でも大体みんな病むのでそのへん注意してください。ちょいちょい他ルートで出てくるへらっとした忍には癒されました、ちゃらちゃらへらへらしてるように見えて彼が一番物事を良く見てる印象でした。肝心のR18のシーンは全て削られてますがそれでも結構ギリギリに攻めてました、スチルもシーンもきわどいものが多かったし、がっつりとした18禁には手を出せないけどちょいエロくらいならいけるって人はvita版を購入した方がいいかもしれません。辰吉ルートも追加されているし。