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白と黒のアリス 感想

 

 

 

  

プロローグが終わりすぐに2キャラ主人公のどちらかを選びます。そこから白と黒どちらかの世界の共通が始まりますが、個別へ入るまでかなり短いです。個別ルートもどのキャラから攻略出来るか自由に選べる優しい仕様となっております、なので攻略制限などは一切ありません。が、《レイン・スノウ・ネロ》の3キャラは物語の真相に近いキャラクターなので最後の方に攻略すると物語がより楽しめるかと思います。個人的には、《ジャック→ミネット→カノン→ネロ→スノウ→レイン》の順番がオススメです。

 

 

 

〈こんな人にオススメ〉

・アリスの世界観が好き

・ヒロイン2人でも大丈夫

・一部シナリオに差があってもOK

 

〈こんな人にはオススメしない〉

・ダークファンタジーな世界観は嫌い

・ヒロイン2人は無理

・恋愛描写が丁寧に書かれてないと嫌

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレしてます、注意してください。

 

 

 

 

 

 

 


目パチや口パクはありませんが立ち絵が豊富なので満足でした、スチルは枚数少なめです。フルコンスチルはあり。

Wヒロインという特殊な設定でしたが、それなりに楽しめました。不思議の国のアリスをモチーフとした話ですがダークさも入っていてバッドエンドも種類豊富です、この作品の世界ではアリスの血があれば大体なんでも出来てしまうという設定なのでキャラクターのルートによっては一部ご都合主義な展開もあります。またシナリオライターさんが複数参加して作った作品なので、キャラクターによってはシナリオの完成度に差があります。(体感ですが黒の世界編の方がシナリオに気合いが入ってるのかなと思いました。)
黒の世界のヒロインルナは、女王なので上からな勝気なツンデレタイプです。個別ルートに入ればそれ程ツンツンしなくなりますし、プライドもあって行動派なこともあり私はプレイしていて好きでした。白の世界のヒロイン愛日梨は内向的なタイプです、ルナと正反対ですね。内向的なだけならいいのですがかなり甘いです、ほわほわしていて危機感もあまりありません。とあるキャラのルートで、女王としての権利を別の人に委託というか譲渡するという提案があって明らか怪しいのに普通にOKしたシーンには驚きました。いくら普通に女子高生してても怪しいことくらいわかるでしょって。

 

個別ルートも短さは目立ちますが、ストーリーは濃いのでそれ程短いとは思いませんでした。攻略キャラも6人いますし。メインヒーローである、レインとスノウですが特に黒世界編をプレイする度にレインの事が嫌になりました、レインを攻略出来るのは白世界ヒロインの愛日梨のみなのですが黒世界ヒロインのルナに対してのレインの態度が酷すぎます。まず、ルナの陰口をネチネチと言ったり事ある事に愛日梨を引き合いに出してきます。愛日梨でプレイするとルナの悪口を愛日梨の前でもペラペラ喋ったり、極め付けにはルナでは攻略不可な白世界編攻略キャラ達にも貶される事が多々ありましたし、「元女王には無理」「だって元女王」「愛日梨はよくやってる」「元女王のときよりいい」などなど。黒世界編では兎に角ルナを排除しようと追いかけ回されるシーンが出てきます。結局愛日梨ルートでは全部愛日梨の為で不器用キャラだったんだなんて事が分かりましたが正直はあ?でした。レインルートは最後の方階段2段くらい飛ばしてのENDだったしで分かりにくい。愛日梨でプレイしていてもルナ側でプレイしていた時に出てきたレインの言動が頭に出てきて楽しめませんでした(苦笑)全体的に恋愛描写はそこまで丁寧には書かれていませんが飛ばしすぎなシーンも多々ありました。フルコンしてから思ったことは、これ最初から女王のルナだけヒロインにして愛日梨はサブにでもしておいた方がよかったのでは?ということです。

人によってはネタバレ多めになりますが白世界キャラ3人を最初に攻略していくのもいいんじゃないかなと思います。